とても考えさせられたこと
Amazonから私宛に箱が・・・・・
注文していた本が2冊届きました〜!!!
まじで興奮してる!!超楽しみにしてた!!!一冊は文化人類学で一冊は哲学!!
しかし、日本から取り寄せたにもかかわらず、早い。
二日くらいで来たんですけどアマゾンさん仕事出来すぎ。感動。
あーー本当楽しみ。今日は考えて整理しながらブログを書こうと思ったので、本はまた明日読みます!
さてさて、今日は夕方から夜にかけて教会主催の毎週やってるディナーにハウスメイトに誘われて行ってきました。
ディナーが無料だったので行ったのですが、(当たり前だけど)みんなキリスト教で・・・
美味しいご飯食べたあとにめっちゃいいキリスト系のポップスをバンドが演奏して歌い始めて。
オーストラリアとカナダ行った時もこのテのクラブハウスだとかポップな教会だとかがあったからわかる人はわかるかも!
その時曲が良すぎてまじでうるうるきてしまった。
他のみんなバンドと一緒に歌ってるの聞いてて・・・
「なんで人間って宗教が必要なのかな」
「なんで日本人は宗教にこだわらないのかな」
「なんで韓国にはキリスト教が広まって、日本には広まらなかったんだろう」
「神を信じるのってもしかしたら私が趣味とか学問とかにハマるのと同じなのかな」
みたいなことをめっちゃ考えちゃったワケです。
神様が八百万人も?!
日本には昔から、何せそれぞれ違う役割を持った八百万(やおよろず)の神がいたから、悪いことをしたらこの神は怒るけどこの神にすがればいいみたいな逃げ場が常にあった訳です。
その点だと一神教のイスラム教とかキリスト教は神に忠実でないといけないから信仰心もあつくなるわなーってかんじだよね。
だから日本人は「ありがたいもの」にはとりあえず手を合わせようみたいな精神が古来からあって、これが無宗教と言われる所以なのです。
私が思うにこの考え方も神道(日本古来の宗教)からきてるから別に無宗教ではないと思うんだよねえ。一つの宗教に縛られないのが日本の宗教ってか思想だし。
で、宗教に免疫がなくて無知な日本人は、麻原彰晃の地下鉄サリン事件とか、超一部のイスラム“原理主義”(イスラム教の人たちはそもそも戒律が厳しいし人殺しなんて神を無視するくらいありえないこと)の奴らの愚行によってなんだか怪しいものみたいなイメージを持ってる人が多いと思うんです。
てか宗教って何??
でも人間っていつ死ぬかとかなんで生きてるのかとかそんな根本的なことがわからないまま生きているのでそりゃあなにかにすがりたくもなります。
だから本能的に永遠なものを求めてしまうんです。
この世に永遠のものはない。だから作ってしまえばいいんだ!ってことで宗教ができた訳です。
大切なのは神が本当に存在したかとか存在するかとかそんなことじゃなくて、心の支えにするべく永遠に存在するという架空のものを作り上げることなんですねえ。
受験や仕事でくじけそうになった時に誰かが言った名言を見て、よし、また頑張ろうとかみんなそういう経験ありますよね?
そんな感じです。それを神がこう言ったって一般的な名言をその弟子たちが増幅して語り継いでるだけ。
でも宗教の特徴は、信じている架空のアイコンに対して感謝をすること。これが行き過ぎると一神教なんかでは過激になってしまったりもするけど、基本的にはとてもいいことだと思ってます!
日本人は特定の宗教観を持っていないけど…
日本人はそもそも地形的に災害が多く、それをタタリとかいって、自然に感謝の意を示すことで災害を防ごうとしてたっていう背景があるので宗教がなくても生きてることに感謝できてきてるわけです。
何気なく毎日口にしてる「いただきます」だって、作ってくれた人への感謝、自分の命のために犠牲になってくれた動植物への感謝、それを提供してくれた自然への感謝、生き続けられる環境にいることの感謝がこめられてますよね。
まあ、とにかく日本人は宗教に関して無知すぎるので宗教とか言われるとなんだか遠くて胡散臭いとか思いがちですが、宗教は人にとってアイデンティティでもあるくらい重要で、でも意外にカジュアルで、身近なものなのです。
留学したことのある人はその身近さがわかると思います!
韓国でのキリスト教
そして地理的条件や国民性はたいして変わらないのに、なんで韓国ではキリスト教がめっちゃ広まって日本では広まんなかったか。
ハウスメイトが韓国人なんですけど、さっきまでハウスメイトとこのことについてと、宗教のことについて語ってました。
韓国ってめっちゃキリスト教多いんですよ!!
理由を聞いたら、昔までは主に日本の真似をしてそれが流行の最先端みたいな感じだったけど、英語帝国主義(てかまあグローバル化)が進むにつれ、アメリカの真似をするようになってキリスト教がどんどん広まったらしい。
でもそもそも戦争中どこかの地域でアメリカに侵略された韓国人がアメリカ人に「キリスト教になるか死ぬか選べ」って言われたのが大元らしい。
ひどい。
その点日本は歴史的にみて、3回もキリスト教が広まる機会があったのに、しかもキリスト教は世界で16億人も信者がいるほどの宗教なのに、日本では広まらなかった。
たぶんそれは政府の政策として神道だったり、仏教だったり、まして天皇だったりが、人民を思想的に統一するのに簡単だったからっていうのがメインだと思うけどその他にも絶対なにか理由があるはず。
結局のところ日本人は無宗教なのか?
日本人は信心深くない。無宗教だ。という外国人がたくさんいるけれども、私はそれは違うと思う。
日本人はことあるごとに神社にお参りしに行ったり、日常的に生きてることへの感謝の気持ちを口にしてる(いただきます等)。
日本人はいろんな縁起の良さそうなものに手を合わせて感謝することでうまくバランスをとっていける人種だし、そんなバランス感覚のままクリスマスとかハロウィンとかの多文化をどんどんとりいれて自国流にアレンジして楽しんでる姿はとても日本人らしいと思う。
少し矛盾があっても全部消化できる強靭な器官を持ち合わせた日本人のバランス感覚は平和主義にとっても適していてすごくユニークでいい国民性だと私は自負しています。
まとめ
でもだからと言って宗教に無知でいいというわけでは決してない。
これは日本人の課題だと思う。
自由だからこそどれが良くてどれが悪いかの区別をつけるために、私たち日本人は宗教を学ぶ必要がある。
そうでないと、またオウム真理教の悪夢を見ることになる・・・・
めっちゃ語っちゃいましたけど、とりあえず明日は最近見つけたとっても素敵なカフェにハウスメイトと行って読書して、プロジェクト原案を固めます!
ではでは、マジで長いのにここまで読んでくださってありがとうございました!