シリコンバレーの大学生日記

シリコンバレーのカレッジに2016年秋に入学し、2年後カリフォルニア大学へ編入する留学日記で…。したが、なぜかオランダのLeiden Universityに2018秋に入学することになり最近は弁護士になりたい私のジャーニー記録です。Twitter @Japan__America

私たちが今恐れるべきこととは

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昨日の夜二年ぶりにもののけ姫を見たんですが、自然と人間の曖昧な関係を哲学の授業でたくさん学んでるのでより一層もののけ姫の解釈や分析が捗りました。

 

人間って自然がないと生きていけないし、自然も人間の力を借りることでその内在的な可能性を最大限にできる。(例えば木は自然に育つけど人間が肥料をまくことで自然が力を最大化できる)相互依存関係に見えがちなこの関係だが私たちは一般的に人間社会を自然の反対として位置付けている。このように「私たちは自然から生まれたのに自然と対立する立場にある」という曖昧な関係を近代ヨーロッパ哲学者たちは扱ってきたわけです。

 

こんな曖昧な関係を持った人間社会と自然なのですが、基本的に人間は自然に依存しています。これというのは資源の問題です。私たち人間の自然資源使用スピードが早すぎて、2030年には人間が地球を食べ尽くすと言われています。(↓ソース)

 

 

rief-jp.org

 

→ とはいえ資源は地球には無限にあって、人類がどう創意工夫して資源の可能性を見出してそれを使うかにかかっていますし、石油の枯渇は昔から言われていますが未だに枯渇する時は先延ばしにされ続けています。資源がなくなるというより人類がどう資源を掘り出すか、そこにある資源をどうエネルギー資源として使うかと言う技術の発展に関わってくるところもあります。

 

 

情報技術の進化よりも宇宙開発の発展へ

 

そこで代替資源の一つとして宇宙から資源を調達すると言うアイディアがあります。 

 

NASAなどの世界有数の宇宙開発研究機関はもう地球外での資源の調達や太陽系の植民地化などを図っています。しかし世界中の機関がそのような解決策に力を入れているわけではなく、宗教的理由でそれができない国もあります。

 

私たちって最近ITテクノロジーなどの「あったら便利だな」的要素にフォーカスしすぎている気がするんです。あったら便利だなというものより「人間の地球での存続」の方がよっぽど緊急事態で時間とお金をかけなければいけないことなのに。代替資源だけでなくとも、将来を見据えて宇宙開発をしていくことは必須だと思います。

 

資源枯渇の可能性だけでなく、来たる可能な危機のためにも宇宙開発は大切だと。

 

これって人間の歴史で見ても何も予測できなかったことではないですよね。

 

村で食料や資源がなくなったら他の村から奪い取って、国の資源がなくなったら他の国に資源を求めて戦い、地球の可能な資源を使い果たしてしまった時は他の惑星に頼るしかない。

 

村や国同士とはレベル違いの努力を人間全体でなさないと、いつかは人間は地球で生きるすべがなくなってしまいます。村や国レベルはあくまでも私たちの手の届く場所ですが、宇宙となるともう世界中の国が大金を出し合って優秀な人材をかき集めて人間全体のプロジェクトにしないと間に合いません

 

 

本当に怖いですよね。ここ数年でアマゾンの社長やテスラの社長をはじめとする世界の億万長者たちが巨額の資金を地球外での資源調達や植民地化に出し始めていますしね。

 

 

近年、人間は人類としての開拓のパワーを失っているように思います。1900年代にはロケットや飛行機の開発が進んで人類が一つ上のステップを進むことに世界中がフォーカスしていました。そして1969年のアポロ11号の世界初の有人月面着陸の成功によってに宇宙開発競争は頂点を迎えた。しかし1975年の米ソの共同宇宙開発計画を機に世間の注目は薄れ宇宙開発競争自体が終焉を迎えた。

 

そこから私たち人間は人間社会のためのテクノロジーや情報などに焦点を向け始め今に至ります。でもこの宇宙開発へのフォーカスが人間のためのテクノロジーに変わったのって決していいことではないと思うんです。広げるより深めていっている感じが、これでいいのかな?って。

 

テクノロジーの発展を否定しているわけではないんですが、メインフォーカスを当てるところが違うくないですか?ということです。

 

 

私、将来的にはテクノロジーは衰退していくと思うんです。と言うか、もう人知の及ばないとことまで行ってしまった時、結果的にはある程度を残して私たち自身が放棄していくと。テクノロジーに人間が支配されるというよりも、人間がテクノロジーに負けるという感じですかね。そんな気がするんです。

 

 

深み深みに行くよりもっと私たちの外を研究して開拓していくべきなのではないのかな、と思います。

 

 

なぜこうなってしまったのか?

 

なぜ70年代からこうも簡単に宇宙開発へのフォーカスがなくなってしまったのか?宇宙開発はいつだって国をあげたプロジェクトだったので政府の意図が関係していそうです。

 

これもまた本当に怖いことです。

 

こんなにも重要なことがなぜ政府の意思によってフォーカスを外されてしまったのか?政府は私たちに何を隠しているのか?それともただ単にもう仕方がないことだと諦めてしまったのか?

 

アメリカにいるとき元政府関係の人たちや宇宙開発研究機関の人から色々話を聞きましたが、政府の陰謀って漫画っぽいですが本当のことなんです。まあ最近トランプとロシアの間のことやらが話題にもなったのでみんなわかり始めていると思うんですが、もしかしたら北朝鮮アメリカと組んで何かを計画しているのかもしれませんし、本当にその辺はただの都市伝説なんかではありません。

 

そういうのを見ると宇宙開発がここまで必要性を深めている中で世界中がそれをやめたのって本当に怖いことだと思います。

 

 

それに加えて、私は科学やテクノロジーは深いことはわからないんですが、「なぜテクノロジーの発展はこんなに早いのに、政府が深く関わっている科学分野の発展はこんなにも遅いのか?」といつも疑問に思っています。

 

専門的な人に聞いたら何か理由があるのかもしれませんが、これももし政府の何らかの意図だとしたらまた怖いですよね。

 

 

まとめ

 

話がちょっと変な方向に進んでしまいましたが、とにかく私たちはみんなこの事態に目を向けるべきです。とはいえ個人では何ともならず、世界中の政府が動くレベルでないと何とかならないんですが、危機感を感じるべきです。

 

そして私たちがまた宇宙開発にフォーカスを戻して宇宙からの資源調達が可能になれば、極端な話、もののけ姫でいう地球上での「自然と人間の共存」は実現すると思うんです。

 

宇宙から自然資源を調達してもまあ一時的な解決策には変わりないんですがね。

 

 

長くなってしまいましたが、またもののけ姫を見て新しいことに気が付けました。

 

私は専門家でも何でもないので正しい知識での訂正などがあればコメントください!

 

では。