日本の将来を本気で考える
たった今、すごく楽しんで読んでいた本を読み終えてしまいました…
世界史や文化人類学の本は大体こうなるので哲学専攻にして正解だと思いました。
本当は今日は学校の授業とかのことについて書こうと思ったんですけど、湧き出る思いに蓋をすることができなかったので明日か来週とかに書きます。
たらこスパゲティは本当に日本を表してると思いました。
もともとイタリアのモノなのに、たらこを加えて海苔をのせてなんの疑問も持たずにみんなに受け入れられている。
今日本人が立ち戻るべきはこういうたらこスパゲティ的思考じゃないですか?
日本の伝統文化だけが文化じゃないですし、そこのみを主張するのはおかしいです。
私たちは伝統文化こそ忘れているのかもしれませんが日本文化を見失うはずはないのです。私たちは日本文化を発見するまでもなく、日本人なのですから。
なので私たちが今やっていることが500年後1000年後には伝統文化になります。それはジャニーズかもしれないしプリクラかもしれない。
でも私たちが自分の国のことを知らなすぎるせいで、世界との関係性を見ていなさすぎるせいで、今の日本はとても偏った思考に陥っています。
何か問題があった時には『じゃあ、どこどこの国が成功してるから真似しよう!』ということになり本当に解決策になっているのかもわからないまま正当化する。
物事ってそんなに単純ではないですよね?
日本の伝統を守れとは言いません。でも少なくとも日本人がこれまでやってきた、外国文化を取り入れて日本に合うようにアレンジする っていう柔軟性は絶対になくしてはいけない文化だと思うんです。
グローバル化は色んな問題を孕んでいて、良いとか悪いとかは簡単には言えませんが、進んでいることは確かですしこれからももっと進んでいきます。
日本が将来的にうまくやっていくためにはたらこスパゲティ的思考に立ち返ってもっと多角的に日本と世界を見る必要があるんじゃないでしょうか?
見るっていうのは日本の現状と歴史と思想はもちろん、アメリカだけではない世界の現状と歴史と思想と宗教を学ぶっていうことです。
どれが良くてどれが悪いかを取捨選択しつつ新しい発想を組み合わせによって生み出していく。日本がどこの真似をすれば良いとか、極端な〜至上主義に走ってしまっている現状は救世主を待ち望むユダヤ教のメシア思想のようだなと思いました。
これって結構やばい迷子状態になってるってことだと思っています。
太平洋戦争で負けたことは確かに一番大きいと言って良いほどの理由ですが、起きてしまったことは仕方がないです。
これからのことを考えるためにはまず私たちが世界と日本の大きな枠組みでの歴史を学んで日本のハイブリッド思考回路を取り戻すべきです。
日本をやたらと称賛するテレビ番組が最近は日本では流行っていますが、あれはアメリカ至上主義をカバーするための応急処置でしかなくて、むしろ変な自信や偏った満足感を与えているにすぎません。
私たち一人一人が日本の将来を担っていく人間として、表面上ではなく歴史に基づいた日本と世界の関係性の本質を見ていく必要があるなと思いました。
最後に、哲学専攻にしてよかった。
では、明日はHumanitiesのArts and human spiritの4時間ぶっ通し授業の後にルームメイトたちと会って色々話してきます!
今日は書きたいこといっぱいあったけど、本読んだら書けなくなった!ま、また色々書きます〜
では、おやすみなさい!